LPとCDのコレクション2009.9.14-2009.10.6

レコードとCD 名盤を探せ その2

 LPとCDの購入日記です。 リーダ&タイトル行の最後の数字は、5.0満点(0.5点刻みで、平均3.0点)での個人的な批評と評価です。 2.5点以下は「放出コーナー」に置かれ、数か月後には手元から無くなるものです。

レッドは絶対購入ブルーは買って損なしブラックはお好み次第グレーは手を出すな、を意味します。

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 2009年10月6日(火) 雨、近年最大の台風が近づいているそうだ。 不謹慎ですが楽しみだ。
病気の再発で、夕食前に車で買出しに出掛けてしまった。

clifford brownClifford Brown & Max Roach(クリフォード・ブラウンとマックス・ローチ) ”More Study In Brown” Emarcy CD /4.5/

40年近く前にMercuryの廉価盤が輸入された。 当時まだレコード収集を始めたばかりで、Brown&Roachを沢山購入し現在もその盤を持っているが、音が最悪。 CDが出たのを機に買い直そうと考えていたがそのまま放置、今日それが少しだけ実現した。 クリフォード・ブラウンは10年以上の間聴いておらず久し振りに聴くと新鮮だ。 音も格段に良い。 この人ずっと生きていたらどう変わっていたか考えてしまう。 4曲目に入っている<MILDAMA>を聴くと、Roachの先進性に付いて行きたくないように聴こえます。 60年代に入ると忘れ去られた巨人となってしまったかも。

barney wilenBarney Wilen(バルネ・ウィラン) ”French Ballads" IDA ALCR-78 CD /4.0/
また失敗した。 LP持ってた。 <Wild Dogs Of The Ruwenzori>がLP買い逃し欲しかったやつだ。 このCDを聴いた後にbarney(1959年の録音)を聴いたがバルネのスタイルはほとんど変わっていないことに驚きを感じます。 マイルスやペッパーのように変化する人もいますが、バルネは70年代に何をやっていたのかヨレて一度消えて、80年代に入り復活後も淡々と同じスタイルを貫いています。 芯があるというか、自分もこうありたいと思います。 バルネに関しては凄いサイトがあるので、興味のある方はご覧下さい。

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 2009年10月5日(月) 雨
今週は台風が接近しているようで、雨の一週間となりそうです。 子供の頃は、台風予報が出ると雨戸に板を釘付けした記憶があるが、これはボロ家の我が家だけの事だったのか? 最近では雨での浸水は時々聞くが、風の被害は聞かない。 台風の風のエネルギーを100%電気の変換して活用できたら凄いですね。 数十年もすると多分可能になっているのだろう。

Loren PickfordLoren Pickford(ローレン・ピックフォード) ”Dancing in the Spirit Fires” CEXTON Records CD /3.5/
全然知らない人達でしたが、ピアノにケイ赤木が入っていたので購入。 想像通り、相当に上手い人達で、リーダでアルトのLoren PickfordはPhil Woods似の押せ押せで迫って来る演奏がなかなか良く、ドラム(Ted Hawke)とベース(Dave Enos)も良い。 ケイ赤木のピアノがその上を行く素晴らしさで関心した。 それに加えて、<You & the Night & the Music>をアップ・テンポでやっており、ドラムのドライブ感が爽快だ。 続く<I Love You, Porgy>が一転スロー・テンポで聴かせる。

Dewayne Oakley(デュウェイン・オークレイ) ”Live At The Inn Lovery" NAKI-DO CD /1.0/
ベースがリーダで、トランペットを除くドラム、ピアノ、アルト、ギターが日本人のメンバー構成ですが、アマチュア・レベルでコメントできません。

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 2009年10月2日(金) 雨
月一回のハローワークへ行った。 失業給付の申請である。 働きもせず毎月20万円強のお金を貰って良いものか? と思う一方、安いなと贅沢な考えも。 それ以上のコメントは止めよう。

帰りに自然と足が中古屋へ向く。 最近は中毒症状が激しくなっている。 まずい! 効く薬は無いのか? 有っても飲みませんが! 
店に入るなり顔見知りのおやじさんが、『先日ジャズが大量入荷しましたが、残念ながら直ぐに80枚ほど買って行かれた人がいました。 売りに来た人は、まだオリジナル盤が400枚程度あるって云ってるんですけど、うちのような店では確実に売れる保障がないと買えないんですよね!』  
店を出てからコンサルティングをやって5%程度(20枚)貰えないかな?と馬鹿なことを考えた。

John ColtraneJohn Coltrane(ジョン・コルトレーン) ”KULU SE MAMA” Impulse A-9106 LP /4.0/

このレコードは当然持っていますが、コーティング・ジャケでオレンジ・ラベル。 安い。 既所持盤と比べて、一方をリリースの予定。 多分、購入金額を上回るはずだ。 コメントは不要の盤と思いますので、省略。

坂田 明坂田 明 ”Counter Clockwise Trip" FRASCO FS-7001 LP /4.0/
ミジンコおじさんが若かったころのフリー・ジャズです。 私の評価は4.0ですが、万人に進められるかと云うと、現在のジャズの中心からして難しいと判断してブラック=お好み次第としました。 ライナーに坂田氏の文章が載っていましたので、その一部を紹介します。 この文章を受け入れられる人にはお勧め盤です。
≪ライナー・ノートより一部抜粋≫
・・・はっと気がついて向い側のL体の結晶を見ると、森山威男とアデルハルト・ロイディンガーが左に回折する光軌道上をパテト・ラオに会いに行くと云い残して、空中ブランコをやりながら立ち去るところだった。 実はすれ違う際の摩擦静電気が私の頭の中でおこった宮下順子のひざのアザに対するギロチン・サッカリン的妄想がスパークしたので虚大な雷鳴となって風呂屋の番台に落ちたのだった。 それは元を正せば自然界の法則に逆らって右回りのD体の光軌道旅行を企てた私の失策であり、早速パンツをはきかえ左巻きに飛び乗り、パスツール・アナトミア・グルタミン教授に10万円の借金を返しに行った。 結局イルカのオナニーが鯨のメンスを誘発させた原因について 気狂いドラム的考察についての50字以内の回答は、次の様なものだとグルタミン教授は述べた。 「井の頭線を一辺とする三角形の頂点から降りた垂線の長さは、中国人のターザンが乗った宇宙船のフンドシの長さに等しい」・・・(バカらしいのでこの辺で止めます) 


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 2009年10月1日(木) 晴れ、近場のブックオフにJAZZのCDが300枚程度一気に出たことを嗅ぎ付ける!
今日は立川の国立昭和記念公園に行った。 この公園は素晴らしい。 テレビでコスモスが見頃になったとの報道があったのでカカ様とアイラー(アルバートではなく犬です)を誘って。 初めて平日に行ったが、年寄りが大多数で4人に一人は65歳以上の日本の現状を肌で感じることができた。 コスモスは綺麗だった!

ブックオフではボーカル3枚を購入。

Pinky WintersPinky Winters(ピンキー・ウィンターズ) ”Pinky” NORAM NOCD5601 CD /4.0/
このCDはピンキーのデビュー・アルバムにZoot Simsとの競演盤より5曲が追加(正確にはリハーサル・セッションより更に1曲を追加)されているという。 デビュー盤は10インチのオリジナル仕様で再発されたLPを持っているので、ピンキーの素晴らしさは既に認識済み。 10インチLPを放出すれば良いと思って買ったのですが、LP盤を見直したら、やはり手放せなくなった。 ピンキー・ウィンターズは、1954年の1stアルバムから現在までに9枚しかリリースしていない寡黙さ(2枚リリース後に主婦業に専念したため)なので知らない人が多いと思いますが、絶対お勧めなので買って聴きましょう。

ナンシー・ハーロウNancy Harrow(ナンシー・ハーロウ) ”The Beatles & Other Standards" 日本フォノグラム(Emarcy) EJD-15 CD /3.0/
大変に地味な人ですが、日本ではそれなりに人気があるようです。 このCDはタイトル通りスタンダード6曲とBeatles(John Lennon-Paul McCartney)の6曲で構成されています。  Beatlesの<Yesterday>とOtto Herbach-Jerome kernの<Yesterdays>が入っています。('s'の有無での意味の違いは何だろう) バックを勤めるローランド・ハナのピアノが献身的で雰囲気作りに一役買っています。 また数曲に参加しているBill Easleyが単調にならない様、アルバム全体を引き締めています。 主役のナンシーですが、スロー・テンポの曲は想定通りに抜群の出来なのですが、アップ・テンポの曲では少し感情移入が過剰で高音が耳に障る点が残念です。

キャシー・ヘイズCathy Hayes(キャシー・ヘイズ) ”It's All Right With Me" DIW(HiFi Record) DIW-351 CD /3.0/
《どこかで見掛けたら即購入すべし》とのコメントを読んだ記憶があって購入した。 1959年のレコーディングで、バーニー・ケッセルが音頭をとり西海岸の有名どころが大挙して付き合っています。 1stアルバムでこれだけの人が参加しているのは美人だったことの証拠です。 ビック・バンド編成のボーカルは少し苦手でこのレコードの良さを充分理解できないのですが、キャシーの歌声は淡白で平均点以上と思います。

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 2009年9月29日(火) 曇り、午前中床屋に行く、さすがに空いていた。 髪の毛の量に関係なく一律3,800円の値段は不合理です。
放出対象レコード21枚をDESK UNIYON渋谷店で売った。 しょぼい物も含まれていたので8,000円程度を予想していたが何と13,520円。 <It Don't Come Easy>Radka ToneffというLP(内容忘れました)が2,500円、これ確かUNIYON神保町店で半年ほど前に1,800円程度で購入したやつだ。 UNIYONの値付け、よく分らない。 ということで気分を良くして以下を購入。

ボビー・シューBobby Shew & Bill Mays(ボビー・シュー&ビル・メイズ) ”TELEPATHY” Jazz Hounds JHR0003 LP /3.5/
1982年のリリース。 80年代から90年代初頭はLPレコードの穴場だ。 この時代はCDへの切替わり、また新主流派なる人達だけに注目が集まってこのレコードのような良質なものの多くが紹介もされずに埋もれています。 ボビー・シューは好きなトランペッターの一人で、ビル・メイズのピアノとの静かなDUO、 <Yesterdays>、<Indian Summer>などのスタンダード、なかなか行けてますな。

Paul Horn(ポール・ホーン) ”CYCLE" RCA LSP3386 LP /2.5/
バグ・パイプの演奏で始まる。 これさえ無ければポール・ホーンのフルートは良い! この人、マルチ・リード奏者で器用貧乏であったこと、インドに傾倒してしまったこと、チャレンジ好きだったこと、等々で人気が出なかったのかな。
チコ・ハミルトンChico Hamilton(チコ・ハミルトン) ”The Further Adventures Of El Chico" Impulse A-9114 LP /3.5/
盤質そこそこ、オレンジ・ラベルで800円は安い、最近はこんなものか? 内容はタイトル通りの<更なる冒険>でいろいろやってますっていう感じで、これはこれで気軽に聴けて良いと思います。 ジェローム・リチャードソンのアルト・フルートがイカシテます。 もう一人、チャーリー・マリアーノがこんな所に加わって良い音出してます。 この二人を聴くだけで買って正解です。 チコは何時も通りです。 特にB面は4.0点です。
Dave Burrell(デイブ・バレル) ”Round Midnight" Nippon Columbia YX-7541 ND LP /3.5/
デイブ・バレルって良さが分らなかったし、これ見本盤だし、でもこのレコード初見かつ380円なので購入を決めた。 ソロと水橋孝とのDUOが半々でA面がMonkの曲、B面が自作曲の構成となっています。 Monkの曲は当然良いのですが、Burrellの曲も素晴らしく、ピアニスト&作曲家としてのデイブ・バレルを見直しました。 水橋のベースも立派。 予断ですが、30年以上前にレナウンの社員が催した水橋グループの演奏会に誘われて行き、水森亜土(知ってるかな?)が来ていて、背中合わせの席で背中が触れ合って妙な感じになったことを思い出しました。
サンラSun Ra(サンラ) ”Shadow World" Time Wind DB/500 93 LP /xxx/
どう見ても再発物だとは思ったのですが、初めて見たジャケットで買ってしまった。 帰宅後に調べると、ESPの<The Heliocentric Of Sun Ra Vol.1>と<Nothing Is...>の2枚でした。 この時代のSun Raは当然最高ですが、ESP盤を持っているので売却します。 無駄金を使ってしまった。
リサ・リンLisa Linn(リサ・リン) ”On Such A Wonderful Summer Night" Four Leaf FLCCD161 CD /3.0/
このジャケット、なかなか格好良いので内容も絶対だと確信。 その通りでした。 リサ・リンはスウェーデンの女性ボーカリストで70年代から活躍しているベテランで、声はハスキーで自然体で歌っている点が好感を持てます。 ギタリストで夫のBo Sylvenの他に、Putte Wickman(cl) Jan Lundgren(p) Patrik Albin(b) Lars Andersson(dr)、豪華なメンバーが競演しています。
Sandra Tsing Loh(サンドラ・チン・ロー) ”Piano Vision" K2B2 CD /2.5/
このレーベルK2B2知ってますか? そうですBuell Neidlingerがプロデュースしているレーベルです。 Buell Neidlinger知ってますか? そうです昔セシル・テイラーとやってました。 K2B2からも2枚リーダ・アルバムを出しています。 ところで、このピアニスト、中国とドイツのハーフで、どうもジャズ・ピアニストは副業で、作家、女優、ポップ・カルチャー・コメンテータ、ラヂオ・コメンテータと多彩な才能の持ち主のようです。 肝心なピアノですが、ちょっと硬すぎてジャズとしての面白みに欠けます。
チャーリー・ラウズCharlie Rouse(チャーリー・ラウズ) ”Soul Mates" Uptown UPCD 27.34 CD /4.0/
チャーリー・ラウズが張り切っている。 サヒブ・シハブ、更にウォルター・デヴィス・ジュニアの存在がそうさせている。 ここ迄で既に最高のメンバーなのですが、この3人を引き締めるドラマーにビクター・ルイスが入り、完全。 1988年の録音ですが、ラウズ(1924-1988)、シハブ(1924-1989)、デヴィス(1932-1990)と相次いで亡くなっています。 特にラウズはこの録音の5ヵ月後に肺癌で亡くなっているので、既に死期を悟っていたのかも知れません。 どの演奏も良い出来ですが、1曲挙げるとするとアルバム・タイトルでもある<Soul Mates>Mal Waldronが心に染みるバラードで大変に良いと思います。

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 2009年9月27日(日) 晴れ、暇で近場の中古屋へ出かけた!
虫達はどこで嗅ぎ付けるのかブロッコリーの幼葉に卵を産み付けている。 それも1つの苗に2〜3個ずつ満遍なく。 先に生まれたやつは1cmほどの青虫に成長していた。 可哀相だが全て退治し買出しに出掛けた。

Dardanelle(ダーダネル) ”A Woman's Intuition” Audiophile AP-191 LP /4.0/
Audiophileは素晴らしい女性ボーカリストを沢山紹介しているレーベルです。 このレコードもそんな1枚。 知らなかった人ですが、レーベル信用買いで当り。 本名Marcia Marie Hadley、Dardanelleは新聞に載っていた第二次世界大戦のDardanelles海峡の話から採ったとのこと。 派手ではありませんがピアノも上手くすっと入ってくる気持ち良い歌声で、小さなバーのラウンジあたりで(酒飲めませんが)聴きたい人ですが、1997年に亡くなっておりそれは叶いません。

Lanny Morgan(ラニー・モーガン) ”Pacific Standard" Contemporary CCD-14084-2 CD /3.5/
またダブリ買いやってしまった。 LPではジャケットのイメージがしっかり頭に入るのですがCDではそれが出来ない、と勝手に思っているのですが痴呆の表れか? そんなことはどうでも良くないのですが、このCDはジャケット最悪で知らない人は手が出ないに決まっています。 ラニーは1938年生まれのウエスト・コーストのアルト奏者で、ある程度知られるようになったのは1990年代。 ウエスト・コーストのアルティストのスター、Art Pepper(1925)、Bud Shank(1926)、Herb Geller(1928)、Charlie Maliano(1923)、Lennie Niehaus(1929)、は皆1920年代生まれで、10年遅かったためにアンダーレイテッドの代表格に甘んじたままです。 音色は正にウエスト・コーストそのもので、前記の5人に負けていませんので買って聴いてあげて下さい。

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 2009年9月24日(木) 晴れ、久々に暑い日となった、約30度。 中国産ニンニクを買って、来春の収穫を目指して準備開始。
温暖化対策で、25%のCO2削減を日本が(鳩山さんが)国連で宣言した。 偉い。 達成出来るか否かは問題ではない。(ちょっと言い過ぎだが) 目標を持つ、それを公言する、これが大事なのだ。
そうだ、このサイト、10年やるぞ! ここに宣言します。

今回はCD3枚を購入したが、全滅。 書く気になれないのですが、これを読んだ人の参考となることを願って書きます。

Karen Crowe(カレン・クロウ) ”Gush Gush” Private No Number CD /2.5/
カナダ人女性ボーカル。 選曲とジャケットの雰囲気で購入。 最初の曲が<You'd Be So Nice To Come Home To>で、先日亡くなったニューヨークの溜め息ヘレン・メリル同様にハスキー・ボイスだが、声の厚み・張りがない。 乗りもあまり良くない。 このCDを決定的にダメにしているのはCDの編集で、50年代のラジオ放送をイメージしたような声が曲の前に入っており、これが最悪! 以上です。

Luca Pasqua(ルカ・パスカ?) ”TRIO+1=LIVE" VideoRadio VR CD 000402 CD /2.0/
このCDはジャケ買い。 ギター・トリオ+Fabrizio Bosso(tp)の編成。 聴いていて全く耳に入って来ない。 半分聴いて止めた。 以上です。

The Dynamic 3B's  ”After Hours" 3 B's Music & Records 3B001 CD /2.5/
2枚聴いて、3枚目はと期待したのだが残念! Bernard Purdie(dr)がリーダだ。 この人、Prestigeの10,000番台に数枚リーダ・アルバムを残しているが、ジャズだけでなく、R&B、ロック、ソウルなど幅広く、”the most recorded drummer"が売りのようで、3,000アルバム以上に参加していると豪語しています。 このアルバムもソウル色が強く、演芸という表現が的を得ている。 唯一の取り得は、Houston Personが入って良い演奏をしているのだが、風呂場演奏のようなエコーが強く、結局ダメ!

今回は、書いていて空しくなった。

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 2009年9月19日(土) 晴れ、シルバー・ウイークとかで5連休が始まるようだが、毎日が日曜日の身にとってはその感覚がない
レタスの幼葉にアブラムシを発見。 完全無害の農薬を探していたらあった。 その名を「粘着くん」という。 成分が5%の澱粉と95%の界面活性剤と水、これで虫の体にくっ付いて窒息死させるそうだ。 早速買ってきて散布してみたが効果のほどはまだ分らない。

全品半額セールに行ってきた。 ジャズ・コーナーは500枚程度、しかも開場1時間後の到着で何か目ぼしいものが見付かるのか?

テッド・ダニエルTed Daniel(テッド・ダニエル) ”Ted Daniael Sextet” Ujamaa Records LP /4.0/
このレコード、オリジナルN-程度で1,000円、良い買い物です。 1970年録音で、バリバリのフリーをやっており、フリー100選の1枚に入れても良いレベルです。  この人、ずっとフリー・ジャズのど真ん中でやってきたが、何故かメジャーとは縁遠い。 1stレコーディングは幼馴染のソニー・シャーロック<Black Woman>、その後多数のフリー系ミュージシャンに付き合って多くのレコーディングを残しているが、リーダ作品は少ない。 このあたりが問題か。 私が所有しているテッド・ダニエル参加アルバムの中では、中村達也の<Song Of Pat>Nadjaがベストだ。

バスター・ウイリアムスBuster Williams(バスター・ウイリアムス) ”Heartbeat" Muse MR5171 LP /3.5/
このレコードは買い替です。 既所有盤はジャケットがボロなので買い直しました。 これも1,000円です。 Ted Danielの1枚で帰ろうかと思いつつ、帰り際に「その他ムード・ミュージック」コーナーを軽い気持で漁っていて発見。 潮来狙いか? このジャケット、題名からアフロ・ビートに乗った内容を想像しますが、至って普通のジャズやってます。 B面が良いです。 ケニー・バロンが強いタッチで弾きまくっており、バロンを見直す絶好の盤です。 例によってTOKU-DOなんかが入っています。
マイルス・デイヴィスMiles Davis(マイルス・デイヴィス) ”E.S.P." Columbia CL 2350 LP /4.5/
このレコードも買い替です。 既所有盤は赤ベタ・ラベルで、今回オリジナル2eye盤を2,000円で購入。 超有名盤なので、コメントは省略します。 やはりオリジナル盤は貫禄があって良いですね。

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 2009年9月17日(木)晴れの日が続き気持良い、植えた秋野菜に水やりが欠かせない!
昨日車を運転しながらラジヲを付けると、TBSの「きら☆きら」とかいう番組に出会った。 この番組のパーソナリティ(TBSアナウンサー)である小島慶子アナ、一見アナウンサーとは思えない発言、歯に衣着せぬトーク、めちゃ面白い。皆さん一度聴いてみましょう。

ジャネット・サイデールJanet Seidel(ジャネット・サイデル) ”The Art Of Lounge Vol.3” La Brave EW-112246 CD /4.0/
ジャネットについては「ベストCDボーカル」のページで触れたとおり、現在の最高・最上の女性ボーカルの一人です。 VOL.1、VOL.2までは持っていましたが、今回VOL.3も手にすることができ幸せです。 最初にジャケットの造りですが、厚さ13ミリの紙ジャケで、広げると6枚綴りで長さ85cmとなる立派さです。(私の持っているVOL.1と2は普通のCDです) 内容の素晴らしさは言うに及ばずで、絶対購入の一枚に推薦します。

カーク・ライトシーKirk Lightsey(カーク・ライトシー) ”ESTATE" Itinera ITN 006 CD /3.0/
このCDずっと(と言っても1年ほど)探していましたが、やっと出会いました。(DESK UNIYON神保町店にて) SJ誌掲載の幾つかのレコード店が推薦していたためですが、私の評価は3.0でした。 良かったのは、まず大大大好きな<あなたと夜と音楽と>が入っていること、次に<Kutala>でのカークのフルートが期待を大きく上回る出来で、ひょっとするとピアノ以上と思わせるものでした。 あと買ってびっくり、ベースがAEOCのドン・モイエ。

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 2009年9月14日(月)晴れ、湿度も低いし、心地良い
昨日に続き購入。 収入なしでこんなに買って良いのか、自問自答。 今回は、底を浚うような購入で、LP3枚、CD4枚の大量購入。 LPは椿さんの所で3枚2,000円シリーズ、CDはPecofanで4枚千円引きセールで1,075円(1枚約270円)、さて聴きまくろう。

Johnny "Hammod” Smith(ジョニー・ハモンド・スミス) ”Black Coffee” Riverside 9442 LP /3.0/
Johnny Smith(gu)とJimmy Smith(org)に挟まれ可哀相なHammond。 Riverside、Prestigeレーベル中心のJohnny HammondとBlueNoteレーベル中心のJimmy Smith、日本では1対10でJimmy Smithの勝ち。 Hammondの方がバタ臭さがあるものの、これほどの差は切ない。 実は私もこれが初めてのリーダ・アルバム購入、しかもセダン・パウエル参加で購入、コテコテ・ファンとしては情けない状態、もっと応援しなければいけない。 これではダメだ!!! このレコード、Hammondの雰囲気は出ているが、Seldan Powellの乗りが今一。 

Nina Simone(ニーナ・シモン) ”Wild is the Wind" Philips PHS 600-207 LP /3.5/
最近は白人美人ボーカルばかりが持て囃される状態が続いているが、ニーナ・シモンのようなソウルフルでアクの強い人が評価されなけらばいけない。 日本では、安富祖貴子が出てきたが!(結構良いですが、これからの人) 内容ですが、Bethlehem、Colpix、それに続くPhilips時代の1966年録音、ブルージーなニーナは相変わらず素晴らしい。 好き嫌いが分かれるボーカルかも知れない。
Gary Burton(ゲイリー・バートン) ”NORWEGIAN WOOD” RCA ACL1-0200 LP /4.5/

ビブラフォンでは、1位ボビー・ハッチャーソン、2位カール・ベイガー、3位ウォルト・ディッカーソン、そしてゲイリー・バートンは4番手争いだ。 軟弱だという人がいるかも知れませんが、これは良い。 このレコード初見。 
絶対購入の一枚に出会いました。 詳細は後日別ページで取り上げます。
Misja Fitzgerald Michel(ミシャ・フィッツジェラルド・ミシェル) ”Encounter" NoFormat CD /4.0/
このギター誰だ、エレキ、アコギ6弦、12弦を操る。 困った、全然しらないぞ、業界での評価は高いのか? 相当にいけてるのだ。 ギターだけでなくテナーRavi Coltrane(二世で頑張っている)、ベースDrew Gress(この人はTim Bernの所で知った)、ドラムJochen Rueckert(知らない)、皆相当に良い。 選曲もオーネット・コールマン二曲(Lonely Womanやってる)、ジョン・コルトレーン二曲(Central Park Westやってる)、ウェイン・ショーター一曲、これで説明しなくても内容想像つきますよね。 見かけたら買いましょう。

Mario Zara(マリオ・ザラ) ”Songs" abeat AB JZ 030 CD /2.5/
意外にも優しくクリアーなピアノが耳に飛び込んで来た。 abeatレーベルのイメージはよりハードコアなものであったが違っていた。 この人、クラシックをしっかり勉強したように思われ、スマートなピアノでこれが現代の人気ピアノ・トリオなのか、私には少し物足りない。 後に何も残らないのだ。 まだ途中だけど風呂入ろう。 ..... 出てきたら終わっていた。 UNIYONさんなら270円以上で引き取ってくれる筈だ。

Mike Lee(マイク・リー) ”My backyard" Omni Tone 15003 CD /3.5/
Omni Toneは一気に大量のリリースを行い、DESK UNIYONでは途中から安値で並べていたが、最近はあまり見かけない。 フリーに重きを置いたレーベルだったが、高内容なアルバムも多数あった。 マイク・リーのバック・グラウンドを調べると、ジョー・ロバーノ、デイブ・ダグラス、ボビー・ワトソンなどと、またウディ・ハーマンやサドメルなどのビッグバンド畑でやっており、メインストリームそのもので、このCDでも<Stardust>や<Relaxin' at Camarillo>などを演奏している。 なかなか良いアルバムです。

中牟礼 貞則 ”インタークロス" Zest ZR1001 CD /3.5/
日本人ジャズは多くは聴いていないが、この人を含めギターとピアノは日本人も世界水準だ。 Jimmy RaneyをWes Montgomery風味で仕上げた極上のギタリストだ。 1933年生まれで75歳を超えているが今後も頑張って欲しい一人だ。 このCDはスローな曲で占められており、静かに楽しむには最高です。

 

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