レコードとCD 名盤を探せ その2
LPとCDの購入日記です。 リーダ&タイトル行の最後の数字は、5.0満点(0.5点刻みで、平均3.0点)での個人的な批評と評価です。 2.5点以下は「放出コーナー」に置かれ、数か月後には手元から無くなるものです。
レッドは絶対購入、ブルーは買って損なし、ブラックはお好み次第、グレーは手を出すな、を意味します。
Top < Vol.1 Vol.2 Vol.3 Vol.4 Vol.5 Vol.6 >
2009年10月6日(火) 雨、近年最大の台風が近づいているそうだ。 不謹慎ですが楽しみだ。 |
病気の再発で、夕食前に車で買出しに出掛けてしまった。
Clifford Brown & Max Roach(クリフォード・ブラウンとマックス・ローチ) ”More Study In Brown”
Emarcy CD /4.5/
40年近く前にMercuryの廉価盤が輸入された。 当時まだレコード収集を始めたばかりで、Brown&Roachを沢山購入し現在もその盤を持っているが、音が最悪。 CDが出たのを機に買い直そうと考えていたがそのまま放置、今日それが少しだけ実現した。 クリフォード・ブラウンは10年以上の間聴いておらず久し振りに聴くと新鮮だ。 音も格段に良い。 この人ずっと生きていたらどう変わっていたか考えてしまう。 4曲目に入っている<MILDAMA>を聴くと、Roachの先進性に付いて行きたくないように聴こえます。 60年代に入ると忘れ去られた巨人となってしまったかも。
Barney Wilen(バルネ・ウィラン) ”French Ballads" IDA ALCR-78 CD /4.0/
また失敗した。 LP持ってた。 <Wild Dogs Of The Ruwenzori>がLP買い逃し欲しかったやつだ。 このCDを聴いた後にbarney(1959年の録音)を聴いたがバルネのスタイルはほとんど変わっていないことに驚きを感じます。 マイルスやペッパーのように変化する人もいますが、バルネは70年代に何をやっていたのかヨレて一度消えて、80年代に入り復活後も淡々と同じスタイルを貫いています。 芯があるというか、自分もこうありたいと思います。 バルネに関しては凄いサイトがあるので、興味のある方はご覧下さい。
|
このページの先頭
2009年10月5日(月) 雨 |
今週は台風が接近しているようで、雨の一週間となりそうです。 子供の頃は、台風予報が出ると雨戸に板を釘付けした記憶があるが、これはボロ家の我が家だけの事だったのか? 最近では雨での浸水は時々聞くが、風の被害は聞かない。 台風の風のエネルギーを100%電気の変換して活用できたら凄いですね。 数十年もすると多分可能になっているのだろう。
Loren Pickford(ローレン・ピックフォード) ”Dancing in the Spirit Fires” CEXTON Records CD /3.5/
全然知らない人達でしたが、ピアノにケイ赤木が入っていたので購入。 想像通り、相当に上手い人達で、リーダでアルトのLoren PickfordはPhil Woods似の押せ押せで迫って来る演奏がなかなか良く、ドラム(Ted Hawke)とベース(Dave Enos)も良い。 ケイ赤木のピアノがその上を行く素晴らしさで関心した。 それに加えて、<You & the Night & the Music>をアップ・テンポでやっており、ドラムのドライブ感が爽快だ。 続く<I Love You, Porgy>が一転スロー・テンポで聴かせる。
Dewayne Oakley(デュウェイン・オークレイ) ”Live At The Inn Lovery" NAKI-DO CD /1.0/
ベースがリーダで、トランペットを除くドラム、ピアノ、アルト、ギターが日本人のメンバー構成ですが、アマチュア・レベルでコメントできません。
|
このページの先頭
2009年10月2日(金) 雨 |
月一回のハローワークへ行った。 失業給付の申請である。 働きもせず毎月20万円強のお金を貰って良いものか? と思う一方、安いなと贅沢な考えも。 それ以上のコメントは止めよう。
帰りに自然と足が中古屋へ向く。 最近は中毒症状が激しくなっている。 まずい! 効く薬は無いのか? 有っても飲みませんが!
店に入るなり顔見知りのおやじさんが、『先日ジャズが大量入荷しましたが、残念ながら直ぐに80枚ほど買って行かれた人がいました。 売りに来た人は、まだオリジナル盤が400枚程度あるって云ってるんですけど、うちのような店では確実に売れる保障がないと買えないんですよね!』
店を出てからコンサルティングをやって5%程度(20枚)貰えないかな?と馬鹿なことを考えた。
John Coltrane(ジョン・コルトレーン) ”KULU SE MAMA” Impulse A-9106 LP /4.0/
このレコードは当然持っていますが、コーティング・ジャケでオレンジ・ラベル。 安い。 既所持盤と比べて、一方をリリースの予定。 多分、購入金額を上回るはずだ。 コメントは不要の盤と思いますので、省略。
坂田 明 ”Counter Clockwise Trip" FRASCO FS-7001 LP /4.0/
ミジンコおじさんが若かったころのフリー・ジャズです。 私の評価は4.0ですが、万人に進められるかと云うと、現在のジャズの中心からして難しいと判断してブラック=お好み次第としました。 ライナーに坂田氏の文章が載っていましたので、その一部を紹介します。 この文章を受け入れられる人にはお勧め盤です。
≪ライナー・ノートより一部抜粋≫
・・・はっと気がついて向い側のL体の結晶を見ると、森山威男とアデルハルト・ロイディンガーが左に回折する光軌道上をパテト・ラオに会いに行くと云い残して、空中ブランコをやりながら立ち去るところだった。 実はすれ違う際の摩擦静電気が私の頭の中でおこった宮下順子のひざのアザに対するギロチン・サッカリン的妄想がスパークしたので虚大な雷鳴となって風呂屋の番台に落ちたのだった。 それは元を正せば自然界の法則に逆らって右回りのD体の光軌道旅行を企てた私の失策であり、早速パンツをはきかえ左巻きに飛び乗り、パスツール・アナトミア・グルタミン教授に10万円の借金を返しに行った。 結局イルカのオナニーが鯨のメンスを誘発させた原因について 気狂いドラム的考察についての50字以内の回答は、次の様なものだとグルタミン教授は述べた。 「井の頭線を一辺とする三角形の頂点から降りた垂線の長さは、中国人のターザンが乗った宇宙船のフンドシの長さに等しい」・・・(バカらしいのでこの辺で止めます)
|
このページの先頭
このページの先頭
このページの先頭
2009年9月27日(日) 晴れ、暇で近場の中古屋へ出かけた! |
虫達はどこで嗅ぎ付けるのかブロッコリーの幼葉に卵を産み付けている。 それも1つの苗に2〜3個ずつ満遍なく。 先に生まれたやつは1cmほどの青虫に成長していた。 可哀相だが全て退治し買出しに出掛けた。
Dardanelle(ダーダネル) ”A Woman's Intuition” Audiophile AP-191 LP /4.0/
Audiophileは素晴らしい女性ボーカリストを沢山紹介しているレーベルです。 このレコードもそんな1枚。 知らなかった人ですが、レーベル信用買いで当り。 本名Marcia
Marie Hadley、Dardanelleは新聞に載っていた第二次世界大戦のDardanelles海峡の話から採ったとのこと。 派手ではありませんがピアノも上手くすっと入ってくる気持ち良い歌声で、小さなバーのラウンジあたりで(酒飲めませんが)聴きたい人ですが、1997年に亡くなっておりそれは叶いません。
Lanny Morgan(ラニー・モーガン) ”Pacific Standard" Contemporary CCD-14084-2
CD /3.5/
またダブリ買いやってしまった。 LPではジャケットのイメージがしっかり頭に入るのですがCDではそれが出来ない、と勝手に思っているのですが痴呆の表れか? そんなことはどうでも良くないのですが、このCDはジャケット最悪で知らない人は手が出ないに決まっています。 ラニーは1938年生まれのウエスト・コーストのアルト奏者で、ある程度知られるようになったのは1990年代。 ウエスト・コーストのアルティストのスター、Art
Pepper(1925)、Bud Shank(1926)、Herb Geller(1928)、Charlie Maliano(1923)、Lennie
Niehaus(1929)、は皆1920年代生まれで、10年遅かったためにアンダーレイテッドの代表格に甘んじたままです。 音色は正にウエスト・コーストそのもので、前記の5人に負けていませんので買って聴いてあげて下さい。
|
このページの先頭
このページの先頭へ
このページの先頭へ
2009年9月17日(木)晴れの日が続き気持良い、植えた秋野菜に水やりが欠かせない! |
昨日車を運転しながらラジヲを付けると、TBSの「きら☆きら」とかいう番組に出会った。 この番組のパーソナリティ(TBSアナウンサー)である小島慶子アナ、一見アナウンサーとは思えない発言、歯に衣着せぬトーク、めちゃ面白い。皆さん一度聴いてみましょう。
Janet Seidel(ジャネット・サイデル) ”The Art Of Lounge Vol.3” La Brave EW-112246 CD /4.0/
ジャネットについては「ベストCDボーカル」のページで触れたとおり、現在の最高・最上の女性ボーカルの一人です。 VOL.1、VOL.2までは持っていましたが、今回VOL.3も手にすることができ幸せです。 最初にジャケットの造りですが、厚さ13ミリの紙ジャケで、広げると6枚綴りで長さ85cmとなる立派さです。(私の持っているVOL.1と2は普通のCDです) 内容の素晴らしさは言うに及ばずで、絶対購入の一枚に推薦します。
Kirk Lightsey(カーク・ライトシー) ”ESTATE" Itinera ITN 006 CD /3.0/
このCDずっと(と言っても1年ほど)探していましたが、やっと出会いました。(DESK UNIYON神保町店にて) SJ誌掲載の幾つかのレコード店が推薦していたためですが、私の評価は3.0でした。 良かったのは、まず大大大好きな<あなたと夜と音楽と>が入っていること、次に<Kutala>でのカークのフルートが期待を大きく上回る出来で、ひょっとするとピアノ以上と思わせるものでした。 あと買ってびっくり、ベースがAEOCのドン・モイエ。 |
このページの先頭へ
このページの先頭へ |