CDとLPのコレクション 2009.7.17-2009.9.13 9

レコードとCD 名盤を探せ その1

 LPとCDの購入日記です。 リーダ&タイトル行の最後の数字は、5.0満点(0.5点刻みで、平均3.0点)での個人的な批評と評価です。 2.5点以下は「放出コーナー」に置かれ、数か月後には手元から無くなるものです。

レッドは絶対購入ブルーは買って損なしブラックはお好み次第グレーは手を出すな、を意味します。

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 2009年9月13日(日)晴れ、湿度も低いし、心地良い
この日記を見ても判るようにレコードの購入が減ってCDばかりと成ってきた。 出来ればレコードが欲しいのだが、最近は欲しいものが見つからない。(大金を出せば別だが) 昔は多くの業者が一括大量輸入していたのが、ニーズの減少で完全にストップしてしまったのが原因のように思われる。 自分で海外まで買いに行かないとダメか! 寂しい時代になった。 そんな訳で、今回もCDばかりで3枚。

Nada Jovic(ナダ・ヤビック) & Dusko Gojkovic Quintet ”Take Me In Your Arms” Cosmic Sound CS-20 CD /2.0/
この女性ボーカリストは当然知らないが、ダスコ・ゴイコビッチとマル・ウォルドロンの名前があったので買ってしまった。 1966年の録音で、このCDが初リリースとあった。 内容はゴイコビッチもマルも何処にいるの?っていう感じで、しかもこのボーカルが古めかしく、笠置シズ子のような、と言っても分らないかな、放出します。

Fred Hersch(フレッド・ハーシュ) ”The Fred Hersch Trio +2" Palmetto PM2099 CD /3.5/
フレッド・ハーシュは何枚か持っていると思うが、自分の中では積極的に買う対象にはなっていない(どうも一定のイメージを持てない)が、トニー・マラビーが加わっていたので購入。 このピアノ、優等生で繊細で神経質な感じがあって、それはそれで良いのですが、マラビー好きの私にとっては、あの怪しげな雰囲気が塞がれて物足りなさが先に立ってしまう。 そんな中で、最後の<The Chase>は良い出来となっている。 ピアノを優先して聴くのであれば4.0でも良いかも。

Chris Cheek(クリス・チーク) ”Blues Cruise” Fresh Sound New Talent FSNT235 CD /4.0/

一曲目の<Flamingo>の出だしでこのCDの価値が決まりって云うようなスタート、要するに良いのである。 バックも良いのだが、クリス・チークのジャズ本道を行くようなソフトなトーンが誠に気持ち良くさせる。 2005年の録音だが、余裕をもった演奏が自信の表れとも見え、聴くものを脱力感に誘う。 ここまで書いて1996年の録音<I Wish I Know>を聞き直したら、同様にゆとりのある良い演奏をしており、昔から自信があったんだと気付く。
 

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 2009年9月8日(火)晴れ、少し蒸し暑い
民主党が大勝して一週間、段々と新政権の姿が見えてきた。 変化に対する受け入れ方は人それぞれで何とも言えないが、このまま糞詰りで糞死(こんな死に方は無い?)よりは絶対に良い選択をしたと思う。

今回は、CD2枚とLP1枚の収穫でしたが、CDについては2枚ともジャケ買い(CDのジャケ買いって有り得るのです)、さて内容は如何に!

Astrid Cowan(アストリッド・コワン?) "Swing Team" ASTRON 98-001 CD /評価保留/   ジャケ評価 /4.0/
柔らかいタッチの女流ピアニストで、一聴するとイージーリスニング・ジャズ(最近のレストランのバックグラウンド・ミュージック)の様だ。 しかし、<Billie's Bounce>でのトランペットとギターのソロ演奏の後ろで独自世界のピアノを弾いているし、次の<A Chird Is Born>での静かなムードのトランペット・ソロのバッキングは壺に嵌った演奏をしているし、良く分かりません。 エリス・ラーキンと比べるのも変なのですが、控え目である点は共通です。 Jerry Rusch(tp)とRon Berman(gu)も控え目ですが、なかなか良い。

Claudio Cusmano(クラウディオ・カスマーノ?) ”Cammino personale" CALIGOLA 2016-2 CD /3.5/
これもジャケ買いに近いのですが、Stefano Di Battistaが入っていたので購入。 内容ですが、普通よりちょっと良い。 このギタリストが本来どんなタイプか知りませんが、ミス・キャスティングのような感じです。 ギター・ソロを聴くと非常に端整な顔立ち、いや奏法でかなり上手いので、トリオでスタンダードをやれば良いのにと思う。 Battistaも、LABEL BLUEやBlueNoteのリーダ・アルバムの方が聴き易い。 ここまで書いたが、聞き進むと段々良くなってきたので、3.5点としました。

Harold Vick(ハロルド・ビック)”Straight Up” RCA Victor LPM-3761 LP /2.0/

珍しさだけて買ってしまった。 昔Strata Eastから出ていたVickのリーダ・アルバム(タイトル名、忘れました)を買って直ぐに放出した記憶があるのですが、やはり今回もダメでした。 この人、かなり下手なテナーに思えるのですが、どうなんでしょう。 Saxを演奏できる人の意見を聴きたい。 ジャケットにロケットが写っていますが、これはサーベイヤー1号?か良く分かりませんが、時代を反映しています。

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 2009年9月2日(水)早くも9月、秋の気配が漂ってきた!
毎年この時期、温泉に浸かって上手いものを食べるのが定例化している。 第一に温泉旅館の選定、その結果で場所が決まるという順序だ。 温泉旅館の決め方は、Webで検索していろいろな評価を眺めて決めるのだが、あまり当てにならない。 自分で評価マトリックスを作成し、結果をこのHPに載せたいと構想している。 今年は鬼怒川温泉に行ったのだが、旅館は外れ、観光も周囲に見るべきもの無し、50歳越え夫婦で恐竜3D博物館か?どうもその気にはならない、天気も台風接近で雨に風。 ウウウウム.......

Seamus Blake(シーマス・ブレイク) "Fear of Roaming" FSNT 189 CD /3.5/
昔から気になっていたが、何故か今まで買わずにいたCD。 内容はKevin Hays(p,fender,etc)が結構目立つ。 一曲目の<The Modern Things>では、フェンダーのエフェクターを使った効果音が多彩な色どりを与え、音楽の方向性を決めている。 また2曲目以降でのピアノもシーマス・ブレイクの影のあるサックスを引き立て落ち着かせている。 シーマス・ブレイクのリーダ・アルバムではあるが、実態はケビン・ヘイズが握っているようである。 出来はかなり良いので買って下さい。

Nico Morelli(ニコ・モレリ) ”Nico Morelli" cristal NM03030 CD /3.0/
最後の1曲を除き、いろいろなメンバーでのピアノ・トリオ作品となっている。 Nico Morelliというピアニストは初めて聴くが、どうもイメージが一定しない。 一言で云うと、器用貧乏という表現がピッタリかも。 個性を出して欲しい。 ジャケット写真も朦朧としているが、そんな感じ。

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 2009年8月27日(木)晴れ、爽やかな暑さ、空を見たらオオワシの形の雲、何か良いことがありそう!
先週、世界陸上でウサイン・ボルト選手が100メートル9秒58のぶっちぎりの世界新記録。 人類が出せる最高記録は、米国スタンフォード大で生物学を研究するマーク・デニー教授が9秒48、大阪府立大学の原子物理学者多幡達夫名誉教授は340年後の9秒43だと予測した。 私が予測しよう、数年の内にこれらの予測をボルトが上回ると! 将来、新記録が出なくなったら、80メートル、160メートルなどの新競技を作るのだろうか?

Yusef Lateef(ユゼフ・ラティーフ) and Archie Shepp(アーチー・シェップ) "Tenors of Yusef Lateef and Archie Shepp" YAL 977 CD /3.0/
ユセフ・ラティーフはマルチ・リード奏者のためかどうもイメージが掴めない。 Impulseのオーボエを銜えたジャケットを思い出してしまう。 日本では人気がないが、最近のクラブ・ジャズでは人気が...クラブ・ジャズって何だ? ところでこのCDの聞き所はピアノ・トリオにあった。 Tom McClung(p)、Avery Sharpe(b)、Stephen McCraven(dr)、この人達を追ってみよう。

Enrico Pieranunzi(エンリコ・ピエラヌンティ) ”Dream Dance" CamJazz CAMJ 7815-2 CD /4.5/
ラティーフ、シェップの2テナーを聴いた後、これぞ爽やかなピアノ・トリオ...、いやいやいや、エンリコ・ピエラヌンティのピアノは軽くは聴けない。世の中にエバンス派という括りがあるが、エンリコはこの殻を突き破ってエバンスに迫り、更に進化を続けているピアニストだ。 このピアニストのいく末は? 他のお勧めは、IDAの2枚(これは幻化して高い)、<play Morricone>CamJazz、<Live In Paris>Challengeが良い。

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 2009年8月24日(月)晴れ、一時雷雨
今日は晴れていたので傘を持たず外出したが、雷雨に捕まってしまった。 駅前で傘300円の立ち売り、空と睨めっこをしながら買うか迷っていると雲も薄くなってきたので、暫く待機。 どうにか買わずに済んだ。 話しは変わりますが、庭で収穫したミニトマトを冷凍室に放り込んで、カチカチに凍ったのを食っている。 暑い日には美味いので試してみて!

PECOFANで4枚買ったら1,000円引きセールをやっていたので、躊躇なく4枚購入した。 消費税込みで合計3,830円、少し得した気分になった。 PECOFANはDESK UNIYONに比べてストック枚数は少ないが確実に安い。


吉田 正広 ”So Tsurumi !” OSC OS-9701 CD /3.5/
同一レーベルから出されているSteve Grossman&Masahiro Yoshida<Our Old Frame> (このCDでのGrossmanは<Born At The Same Time>(OWL)に劣らない)の素晴らしい演奏を覚えていたので購入。 このピアノ・トリオは、なかなか良いです。 中でもRay Drummondのベースは存在感抜群ですが、ピアノ、ドラムもセンス良く、バランスも良く、選曲も良しです。

Spike Robinson(スパイク・ロビンソン) ”I Wish I Know” nagel heyer 103 CD /3.5/
ライブ録音で、Ralph O'Callaghan氏のコレクションをnagel-heyerから出した物のようで、録音のバランスがあまり良くない上に出来の悪いバックのピアノ・トリオが問題。 Spike Robinsonも力が入っていない。 それでも3.5、ちょっと甘いかも!

Vinnie Cutro(ビニー・カトロ) ”The Optimist” Westside WR 2009 CD /4.0/
Vinnie Cutro(tp)は初めて聞く名前だが、メンツを見て即購入決定。 Bob Mintzer(ts)、Jim McNeely(p)、Mike Richmond(b)、Victor Jones(dr)、良いに決まっている。 特にVictor Jones(ビクター・ジョーンズ)が入っていれば絶対だ。 聴く前後で全く同じ感想、全員良い演奏をしている。 やっぱりこのドラムはPhilly Joe Jonesの子供、いや後継者だ。 ところで唯一名前を知らないVinnieだが、Webを検索すると、< SAKURA> ( ROYAL MUSIC ENSEMBLES RECORDS / 2007 ) というCDを出しており、皆一様に褒めている。 知らないのは自分だけか!
Dan Wall(ダン・ウォール) ”On The Inside Looking In” Double-Time DTRCD-175 CD /3.0/
Dan Wallは昔<Song For The Night>(landslide)というLPで初めて知ったが、このレコードではピアノを弾いていたが最近はオルガンに専念しているようだ。 今回のCD購入はDan Wallではなく、Jerry Bergonzi(ts)が入っていたため購入を決めた。 この人が入っているとツイツイ買ってしまう。 ところで内容ですが、オルガンに期待するワクワク感が薄く、少し期待外れ。 Billy Drummondのドラムがあっちを向いた演奏で、全体を引っ張ってしまった。

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 2009年8月17日(月)快晴
この所、芸能人の覚醒剤問題が大々的に報道されている。 杉本彩が良いことを言っていた。 日本は刑罰が軽すぎると。 ご存じの通り、中国での麻薬犯罪に対する刑罰は無期か死刑。 微量なので執行猶予なんて覚醒剤であってもダメです。

今日は機嫌が良い。Bill Evansの最高のCDを2枚もGetした。しかも各800円で。
3枚目はChris Cheekを買うか迷ったが選曲が良かったので”ゲップを呑込み”ながらピアノ・トリオの3枚目を購入。 これは大失敗。

Bill Evans(ビル・エバンス) ”Live In Switzerland 1975” Landscape 152.914 CD /4.0/
これは海賊版(スイスのライブなのに砂漠のジャケット写真が笑わせる)だが、ラジオ・スイス・ロマンの正規録音の横流しなので音が良い。 Eddie Gomez(b)、Elliot Zigmund(dr)によるトリオで、Bill Evansも相当にコンディションが良い。 ライブのためか取り上げている曲も馴染み深いものも多く、より価値を高めている。 この時期ではベストのアルバムと断言できる。 暫く後に正規盤が発売されているので、現在も購入可能。 ジャケットは全然違いますが

Bill Evans(ビル・エバンス) ”Letter To Evan” dreyfus 191 064-2 CD /4.0/
これも良い。 4歳の子供Evanに捧げた曲をアルバム・タイトルとしたもので、Ronnie Scott'sクラブでの1980年7月21日のライブ。 この年の9月15日に亡くなっているので、最後の曲<Letter To Evan>をどんな気持ちで演奏したのだろうか。 ソロでの導入部、目を瞑って聴いていると涙が止まらなくなってしまう演奏だ。 生(生きて来て多くの演奏を残せたこと)への感謝の気持ちのように聞こえるのは自分だけだろうか。 メンバは、Marc Johnson(b) Joe Labarbera(dr)によるトリオ。 dreyfusからの2IN1で購入可。
Bob Ravenscroft(ボブ・ラヴェンスクラロト) ”at Taliesin West” Ravenswave RAVE-9001 CD /0.0/
DESK UNIYONのブログでは、Evans派の人気ピアニストとあるが、一曲目<Very Early>、ご存じの通りEvansの曲で始まるが完全な似非Evans、これ中国の偽ブランドと同じで、廃棄処分!2曲目以降はEvansではなかったりするが、これ以上聴く気がしない。


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 2009年8月14日(金)
最近運動不足で若干太り気味のように感じる。感じるということは、秤に乗っていない、現実に増えていることを認めたくないのである。そこで、時間があったら歩くことにした。一昨日は八王子まで早足で35分(帰りは電車)、昨日は高尾山まで1時間10分(帰りは電車)、今日は買出しに行って歩くことに決めた。それにしても往復で2時間、電車賃1,000円、目的が買出しなので絶対に手ぶらでは帰れない。そういう日に限って...結果入は次の通り。

Georgina Weinstein ”Come Rain Or Shine” fresh sound new talent FSNT 020 CD /3.0/
ボーカルのGeorgina Weinstein、ゲストで加わったテナーのChris Cheek、両方とも悪くはないのだが、焦点が呆けてしまっているように感じられる。ピアノ・トリオ+ボーカルで創っていた方が良かったのではないか。ピアノ・トリオBen Waltzer(p)、David Mengual(b)、Jodri Rossy(dr)が良い演奏をしている。

Giovanni Mazzarino featuring George Robert ”Live In Taormina” Philology W 224.2 CD /3.0/
George Robertが加わっていたので購入。一部で売り出しているが、普通のテナーの域を出ていないと思う。 悪くはなのですが。
このCD、ライブ録音の為か、ちょっと録音が冴えずインパクト不足となってしまっている。スタジオ録音でしっかり録っていると違った評価になっていたかも知れない。


話は違うが、レス・ポールが亡くなったとのニュースが流れた。エレキ・ギターの発明者、あるいはジャズ・ギターリストとしてどれほどの人が知っているのだろうか。ギブソンのレス・ポール・モデルのギターからロック・ファンに名が通っているかもしれない。恥かしながらコレクションには1枚も無い。今度1枚は購入しよう。メリー・フォード名義でも良い。

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 2009年8月10日(月)
久し振りに、と言っても2週間ぶりに下北に行った。下北ではこの数年再開発問題が持ち上がっていて、下北文化が壊されてしまうと多くの人達が反対している。大昔、溝口という町で再開発が行われた結果、味もそっけもない街になった記憶がある。賛成反対で意見が分かれることは当然だが、如何に個性を大切にした町にして行くかが問題だ。
大よその内容は以下の通りである。≪はてなダイアリーの《陸這記》2004年5月6日より≫
「補助54 号線」という仮称で呼ばれているこの道路は、いま下北沢近辺でいちばん太い茶沢通りをはるかに上回る、環七と同じ規模、幅25 メートルもの幹線道路だ。この道路ができると、茶沢通りと「54 号線」との分岐点となるシネマ下北沢とスズナリのあたりは完全に取り壊される。また、いまの北口はピーコックあたりと無印良品の間くらいで完全に寸断され、街の一体感はなくなる。なにしろ、あのコチャコチャした街のど真ん中に、いきなり「環七並」の道路を通してしまう、というのだから。
詳しくは、このURLを参照されたし。

ところで収穫はLPで3枚。

Etta Jones(エッタ・ジョーンズ) ”Fine and Mellow” MUSE MR5333 LP /3.5/
それにしてもEtta Jones+Houston Personで何枚出しているのだろう。Wikipediaにも二人は結婚はしていないが長い間音楽上で一緒に...とある。Houstonが1934年生まれ、Ettaが1938年生まれ、二人とも70歳を超え息の長いミュージッシャンだ。最近は白人美人ボーカルばかりが持て囃される風潮にあるが、皆さん、偶には腰の据わったEttaのようなボーカルも聴きましょう!
良いですよ〜〜〜  写真の方は惚けてダメですね、ゴメンナサイ!

Charles Bell(チャールス・ベル) ”Contemporary Jazz Quartet” Columbia CS 1582 LP /3.0/
悪くは無いが、Contemporaryと名付けるほど先進的なことをやっておらず、中途半端な感じが否めない。(1960年にこのカルテット(CJQ)を組んだとあり、その時代に戻っても中途半端) Bill Smithの切れのあるギターだけが光っており勿体無い!

Stan Gets, etc. ”yesterday” MainStream MRL-364 LP /2.0/
このレコード、Stan Getsの他にWardell Gray、Jimmy Raney、Paul Quinchette 等々の豪華なリーダの演奏が混じっているのだが、如何せん音が悪い。 個々の演奏は聴くべきものがあるのだが、パス。


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 2009年8月5日(水)
庭にアブラ蝉が仰向けに引っくり返っていた。 ビクともしていなかったので既に死んでいるかと思い摘まみ上げると、足をバタバタさせるではないか。 手を離すとしっかりとした足取り、いや羽根取りで勢いよく飛び去った。 あれは何だったのだろう。 
最近は蝉も少なくなったが、子供の頃は煩いほどで、子供達の間では「位」があった。 低い方からニイニイ蝉、アブラ蝉、法師蝉(ツクツクボウシ)、ヒグラシ、ミンミン蝉の順だ。

義母の病院へ行った帰りに、16号沿いにあるDESK UNIYONで以下の2点を買う。

Sun Ra(サン・ラ) ”heliocentric worlds vol.3” esp-disk 4002 CD /3.5/
このCDは昔ESPからVol.1、Vol.2として出ていた物の3枚目、サブタイトルに”the lost tapes” とありVol.2の残りからである。 Pat Patrick、John Gilmore、Marshall Allenなど8人での<Sun Ra and his Solar Arkestra>である。 半世紀もの付き合い、どのような関係で成り立っていたのか興味津々です。 それにしてもESPは熱いレーベルでした。

Melvin Sparks(メルビン・スパーク) ”this is it!” SAVANT SCD 2065 CD /3.0/
Melvin Sparks(gu)はなかなか上手いギタリストだが、このCDはネチネチさに欠け少し拍子抜けである。 ドロドロ系の中ではサッパリ味のギターだが、MUSEから出た<Sparkling>当時のソウルフルな味をもう少し期待していたのだが。



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 2009年7月28日(火)
今年の夏はどうも不順だ。九州・中国地方では大雨で何人も死んでいる。車ごと土砂に埋まったり、水没したり、こんな死に方は今のところ、いや将来に渡って御免だ。
話は変わるが、高校野球の東東京決勝で母校が記録的大敗。24対1、これだけの大量得点でも相手は手を抜かない。10点以上の点差になった後もバンドで加点する。これは何だ。トンデモナイ戦法だ。

今日は月一回の診察で医者へ行ったついでに国立に出向く。 次の2枚を購入。


Roberta Gambarini(ロベルタ・ガンバリーニ) ”So In Love” 55 records FNCF5529 CD /3.5/
Roberta Gambarini(vo)は、今話題の女性ボーカリストの1人で、中古が出たら買おうと思っていた1枚で購入。(新古品で2,100円) イタリア出身だが1曲を除き英語で唄っており、英語も歌も上手い。 残念なのは、全てがスローテンポで平坦な感じを免れない。 個々の唄は良くても、これだけスローテンポで押し通されるとキツイ。

John Park(ジョン・パーク) ”If Winter Comes .....” Jazz Mark 105 LP /3.0/
John Park(as,ts)、未知の人だが、レーベルがJazz Markで購入。 このレーベル、Fred Raulston<feel Good at Last>(Chet Backerが入っているだけで有名)、Paul Guerrero<Texas Tenor>(これは良い、5.0)などが出されており、注目していたレーベルだ。 このレコードも悪くはないのだが、残念ながら録音が悪く、John Parkの良さが出ていない。この人、Parker、Stittのライン上にあるバッパーで、スタジオ録音でしっかり1枚作っていれば良かったのに。

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 2009年7月22日(水)
今日は皆既日食が日本で見られる日だったが、東京は曇り、しかも部分日食だったため何も気に留めること無く過ぎてしまった。 46年振りとのことだが、擦りガラスにローソクの炎で墨を付け庭先で見た記憶がはっきり残っている。 次回は26年後とかで生きているか? このコレクションは?

先週に続き都会へ。 今回は2つ目の回遊パターンで、中野、吉祥寺コースを回った。 今回も収穫が3枚。 先週は手ぶらでの帰宅を避けて無理な購入だったが、今週は厳選しての3枚。 いずれもCD。

Johnny Griffin(ジョニー・グリフィン) ”And The Great Danes” Stunt records STUCD02012 CD /4.0/
Johnny Griffin(ts)は、店のお勧めて「最後の傑作」とあり、演奏曲もスタンダード中心であったので購入。 メンバーは、2テナーでJesper Thilo(ts)、Thomas Clausen(p)、Mads Vinding(b)、Alex Riel(dr)、このバックは絶対だ。<Just friends><All The Things You are><Body and Soul>馴染みの曲が盛り沢山、全員がホットな演奏で盛り上がりGood。 正解の1枚。

George Coleman(ジョージ・コールマン) ”I Could Write a Book” TELARC CD-83439 CD /3.0/
George Coleman(ts)、1998年の録音。 これはHarold Mabern(p)やBilly Higgins(dr)の名前で購入。 昔からGeorge ColemanはスモールColtraneとみていたが、未だにその通り。 悪くはないが、どうでも良い1枚。

Robert Fats Fernandez(ロベルト・ファッツ・フェルナンデス) ”Fats Live Birthday” Melopea CDMSE5112 CD /4.5/
これはアルゼンチンの5人組。全然知らないがジャケットの写真に引かれ購入。Robert Fernandez(tp)の他にギター&ピアノ・トリオ。 60歳の誕生日記念の演奏会。 レベルの高さにびっくり、Robert Fernandezのトランペットとフリューゲルホーンは非常に優しい音色で、Dusko GoykovichとMaynard Fergusonを2:1でブレンドしたような心地良さ、それに加えてJorge Armani(gu)が素晴らしい。 中でもミッシェル・ルグランの<Whats are doing the lest of your life?>が抜群の出来。 大大正解!!!


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 2009年7月17日(金)
麻生総理が解散宣言をした。 安部さん、福田さんと途中で投げ出し批判を浴びたが、麻生総理がその地位を固守していると、今度は自民党内部から降りろ降りろと批判を受ける。

久し振りに都会に出た。好みのレコードを買うためには、やはり遭遇する機会を増やす以外には方法がない。 その為にはやはり職を得て毎日都会に出る機会を得ることだ。頑張ろう! 今日は何時ものコースで神保町、渋谷、下北沢と回った。 これだけ回ると歩く距離も相当なものとなり、高血糖、高脂血庄、高血圧の3高体には良い。 ところで今日の収穫は次の3枚。

Carol Slone(キャロル・スローン) ”Dearest Duke” Aebors records ARCD19350 CD /2.5/
Carol Slone(vo)は昔から好きな一人で、このCDもその一貫で購入したが、珍しく内容が今一。

Laszlo Gardony(なんて発音する?どうでもいいや) ”Beyond Open Doors” Sunnyside SSC1093D CD /2.0/
Laszlo Gardony(p)は全く未知の人だが、ジャケットの雰囲気だけで購入。 これも今一。 ピアノ・トリオというだけで値段を上乗せするのは止めて欲しいな、UNIYONさん!

Doug Raney(ダグ・レイニー) ”LISTEN” Steeple Chase SCS1144 LP
/3.5/
Steeple Chaseが出始めた頃には軟弱なレーベルだと半分横目で見ていたが、馬鹿にしたものでもない。 Doug Raney(gu)は親父さんのGimmy Raney(gu)の教えをしっかり守り育った人だが、政治家同様ダメな二世が多い中では優等生の一人である。 <Come Rain Come Shine> <In a Centimental Mood>等良く知ったスタンダード・ナンバーを演奏しており、通して聴ける内容となっている。 テナーのBernt Rosengrenが落ち着いた良い演奏を聴かせている。


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