LPレコードの楽しみその1

なぜLPレコードなのか、CDではダメなのか

都心に出ると自然中古レコードの匂いに誘われ、手ぶらで帰ることが許されません。(現在失業中で、都心に出る機会が激減しています。 都心の企業に就職したい! レコード買う為に) 夕方になるとそわそわし始め飲まず帰れないサラリーマンと同じ心境かも知れません。 レコードは鞄に収め、カカ様(連れ合いをこう呼んでいる)の目を避け自室まで持ち込む。(レコード袋が大量に残り、隠し通すことは出来ないのですが) まずはレコードのクリーニング(泡石鹸での水洗い)、ターンテーブルに乗せ一気に表裏を聴く。 気が向けば同時にジャケットの補修にかかります。 後はコレクションリストに記入して棚に収める。 多分8割以上のレコードは二度と棚から抜き出されることはありません。 そもそもLP3,000枚とCD1,000枚を聴くには、ざっと計算(3,000*40+1,000*50)しても2,833時間、日に8時間聴き続けて354日、約1年を要する量です。

一度聴いただけで棚に永遠に収まってしまうのなら、音源ダウンロードしてディスクに突っ込めば済むと思うのですが、そうはいきません。 何故か説明しましょう。 コレクションは五感で受け留めるものなのです。 対象物・人により異なると思いますが、レコードの場合、聴覚(6)、視覚(3.5)、触覚(0.4)、臭覚(0.1)、味覚(0、流石に舐めたりはしません)程度の割合でしょうか。 CDとなると聴覚以外の要素が減少し、そういう意味でコレクション対象物としての面白みはレコードに比べて劣ります。 音源ダウンロードは以ての外なのです。

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